LAねぶた制作佳境!

今日は少しいつもより涼しい感じがしますが、
それでも晴天で25度近くあります。
毎日Tシャツで過ごしていますが、青森は
15度前後だそうですね…

さて、ねぶた制作もいよいよ佳境に入ってきました。
ねぶたの海外現地制作は、2001年のロンドン
大英博物館以来となります。
今までの海外遠征は、夏のねぶた制作に影響しない
春や秋の時期に、現地での制作が一般的でしたが、
2007年の2世ウィーク祭はお盆なので、どうしても
間に合わせるために苦肉の策として青森で春に
完成させたねぶた「信玄」をコンテナで輸送して、
現地制作はしなくていい状態にしました。

このときは、大型ねぶたをコンテナに入れる為、
ねぶたを初めから11のパーツに分割して制作し、
現地ではパーツを積み重ねて組み合わせるだけで
完成するようにしました。

以降、海外の遠征は完成したねぶたを輸送するというのが
主流になり、今回の現地制作は実に16年ぶり、
竹浪比呂央自身も1996年のハンガリー建国1100年祭での
ねぶた派遣時以来21年ぶりとなりました。

現地制作はスタッフ数名が1ヶ月ほど長期滞在することに
なるのですが、それ以上にねぶた輸送には多額の費用が
かかる面があり、その意味でも今回は現地制作そして
制作指導ということになりました。

今回の制作は、同行スタッフにもいい経験となりました。
環境、言語や素材、道具など日本と違いがある中で、
どのように制作を進めていくのか、今後の活動の
大きな糧となるでしょう。

本日、お昼前に彩色も全て終わり、
完成形として組み上げてみました。

これから微調整をして、晴れてロサンゼルスねぶた
3作目の「公時」完成となります。